テレビの音声が聴けるラジオ
テレビのアナログ放送が地上デジタル放送に切り替わったときに、お年寄りだけの家庭などへの影響が危惧されていましたが、実は盲人の世界でも困った事態に陥っていたのです。
アナログ放送だったころは、テレビの音声がラジオで聞くことができる機種がいくつかありました。ブラインドの友人に聞くと、ラジオの番組にはお笑いやバラエティの番組がないので、そういったテレビ番組をラジオで聞くことを楽しみにしている人は多い、とのことでした。でも、アナログ放送の終了とともに、ラジオで聴くことができなくなってしまったのです。視覚障害者の団体などは、ラジオメーカーなどに要望を出していたのですが、なかなか製品化されませんでした。
それでも、そういった要望がようやくかなえられ、この夏ごろからいくつか製品も発表され始めました。
そして、ラジオと言えば、やはり我々世代は「SONY」です。その「SONY」からもようやくワンセグの音声をラジオで聞ける機種が発売を開始されることが発表になりました。ワンセグの音声ですので、以前のアナログをFMで聞いていたときなようなクリアな音なのかどうかは不明ですが、まずは一歩前進です。
発売されたらお店で試聴してみて、使えるようだったら友人たちにも薦めてみたいと思います。
TABS事務局 栗田
« 今年も懇親会を開催します! | トップページ | 2013ツアーのポスターができました! »
「視覚障害」カテゴリの記事
- テレビの音声が聴けるラジオ(2012.10.14)
- 新聞記事から(2011.10.23)
- 毎日新聞からもうひと記事(2011.08.18)
- 大震災関連の記事(2011.04.15)
- ホームの黄色い線(2011.04.04)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
スキーはまだ初級なので、ブラインドスキーに興味をもちながら、ポール競技もこなすみなさんに、ひとえにすごい!!と遠くから眺めています。
テレビがきけるラジオの製品化ができて本当に良かったです。
私は、父が高齢になってからの視力喪失だったので、家族との話題や、今までの習慣も継続してあげたいと思っていましたから、活用してきました。
ただ、最近のテレビ番組は映像に頼るので、司会者やアナウンサーの滑舌が悪かったり、誤読が増えたり・・・と別の問題も気になるところです。
ブログ楽しみに読ませていただきますね。
投稿: kerosan | 2012年11月 6日 (火) 11時43分
koresanさん、コメントありがとうございます。新しく出たラジオをまだ視聴してみる機会がないのですが、ようやく地デジ化の前の状態を取り戻した感はありますね。
書かれている通り、目で見ていても何を言っているのか分からないような番組も増えてきているような気がします。もっと、私自身はスポーツ番組と映画くらいしかみないので、弊害はあまりないのですが。
ブログ、オフシーズンは更新が少ないのですが、シーズンに入ったら豆に更新していきますので、またお立ち寄りください。
投稿: 事務局 栗田 | 2012年11月 6日 (火) 20時32分
初めまして、このTV音声のみ聞けるラジオは、高齢者の方やブラインドの方々だけでなく、30代のぐうたら主婦の私も重宝していました、家事や化粧をする時この音声のみTVを聞きながらやっていました。普通のTVではだめなんです。映像があると、家事がお留守になり、映像に見入ってしまう。そんな時、この音声のみは重宝していました。TVも聞いているだけで十分という番組が多いです。そんな時、アナログ放送が終わり、聞けなくなり困っていました、あきらめていたのですが、既に昨年に発売されていたのですね。
投稿: 30代ぐうたら主婦 | 2013年6月16日 (日) 00時16分